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トッキー
2018.12.24 12:41メディア

倉持氏と古谷氏の対談、後編をみんなで期待しましょう!!

 先月に引き続き、今月も倉持麟太郎氏と古谷経衡氏の対談がネットに上がっています。
 平成最後に「保守」とは何かを考える。(上) 倉持麟太郎(弁護士)×古谷経衡(文筆家)
 先月のはコチラ
 ネット右翼に法的措置は有効か?倉持麟太郎(弁護士)×古谷経衡(文筆家)Part1
 ネット右翼に「法」という道具を与えた稲田朋美 倉持麟太郎(弁護士)×古谷経衡(文筆家)Part2

 一度に長時間の対談をやって、分割して掲載しているのかと思ったら、写真の服装が全然違うので、今回また改めて対談をしたようです。仲がいいですね。

 今回は全体の8割方を古谷氏がしゃべっていて、倉持氏は聞き役に回っているという印象です。
 そこで古谷氏は自分の経歴を長々と話しているのですが、まず古谷氏は、自分は元ネトウヨで、「ネトウヨのエリートコースを歩んだ」とした上で、こう言っています。

「ネトウヨのエリートコースって、まず原体験的に98年の小林よしのり氏の『戦争論』を読んでいますよね」

 そして古谷氏は、その後ネトウヨライターとして活動するが、途中からは「ネット右翼や保守論壇の馬鹿さ加減というのを分かっていた上で」それを功名心のために利用して、仕事を量産したと明かします。
 その上で古谷氏は「今考えたら、本当に馬鹿だったと思う」と懺悔して見せ、いまの自分は「完全な保守主義者です」と言い、それを倉持氏は「古谷さんの変遷は興味深い」と拝聴しているのです。

 この記事は、完全に古谷経衡氏の自己弁護と、自己宣伝の場となっています。
 言っていることは要するに、「小林よしのりの『戦争論』がネトウヨを生んだ。自分も『戦争論』を読んでネトウヨになってしまい、愚かなこともしたが、今ではそれを反省し、ネトウヨとは決別し、完全な保守主義者として生まれ変わった」ということです。

 古谷氏は未だに『戦争論』の「個と公」のテーマを一切読み取っておらず、単に「反・自虐史観」の「ウンチク本」としか思っていません。
 そして同様に、いまはバークの思想をネットかなんかで「ウンチク」として読み、それだけで自分を「完全な保守主義者」だと思い込んでいるようです。
 中島岳志氏も同じですが、保守思想は勉強して身につくものではなく、態度で表すしかないものなのですが。

 倉持氏は、古谷氏が『戦争論』について「瑕疵もある」「これって単に渡部昇一史観の漫画化じゃね?」と発言したのに対して、「戦争論についての見解の違いはあるのと、『瑕疵』とか渡部昇一史観云々てとこは説明が必要だと思うけども、古谷さんの変遷は興味深い」と一言はさむだけで、それ以上具体的な反論はしていません。
 これでは倉持氏は、すっかり古谷氏の「宣伝部長」という感じです。

 でも、これはまだ「前編」だからですよね!

 プロレスみたいに、前半では相手の技を全部受けるだけ受けて、後半で大逆転!という展開になるんですよね?

 前編では古谷氏の繰り出す言葉を全て受けておいて、後日アップされる後編では、『戦争論』がネトウヨを生んだという言い分を完膚なきまでに論破し、古谷氏がいまも『戦争論』を一切理解していないという事実を叩きつけてくれるはずですよね!
 著書で「山尾志桜里が何を主張しており、またどういった世界観を有しているのか、いくら山尾の言動を追っても、私にはわからない」と記し、「新潮45」では「立憲的改憲が単なる『改憲』とどのように違うのか、いくら山尾の筆を追っても、私にはよくわからなかった」なんて書いている古谷氏に対して、「それは貴方がバカだからだ!」と、コテンパンにしてくれるはずですよね!
 そうでもなければ、「新潮45」で山尾氏のことを「周囲の空気も考えず一方的に、その辺のチンピラのように怒鳴り散らし喰ってかかる。こんな異常な人物こそ山尾志桜里である」とまで罵倒した人物と、こんなに何度も長い対談をするはずないですもんね!
 ここで何も言わなければ、「私は異常人物の政策顧問です」と自ら認めたことになる。そんなことを、まさか、倉持氏が、するはずがない、です、よ、ね!?

 さあ、来る後編で、倉持氏が古谷氏をどこまで徹底的に粉砕してくれるのか!?
 みんなで、期待して待ちましょう!!

 ところで倉持さん、笹師範からの問いを、いつまで無視なさるんですか?

トッキー

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